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労働者講習

 〜同僚の善良化を推進する施策

※このページの読了時間はおよそ5分です。

補足 ※このページの読了時間はおよそ5分です。

このページでは次のことを説明します。

1.問題言動の具体例

2.ふまじめな受講に対する対策

3.未修了就労に対する対策

4.問題解決の必要性

5.この提案の適切性

6.統一的に行う理由

1.問題言動の具体例

【仕事ぶり、仕事のやり方】

●報告、連絡、相談を怠る。(とくに失敗や問題の発生を隠したり知らんふりしたりする。)

●無断欠勤する。

●代理出勤を強要する。

●仕事をサボって、同僚の仕事を増やす。

●頻繁なタバコ休憩で、同僚の負担を増やす。

●自分の仕事を同僚に押しつける。

●仕事の決められたやり方を勝手に変更する。

●権限がないのに、勝手に他人の仕事を行う。

●権限がないのに、勝手に仕事を引き受けたり、つくったりする。

●権限がないのに、他人の人事に介入する。

●同僚に対し、職務上必要な情報を与えない。

●自分の責任や失敗を同僚になすりつける。

●自分のサボりや失敗がバレたときに同僚を共犯者に仕立て上げてまきこむ。

●残業代をめあてにわざと仕事を遅らせて同僚をまきこむ。

●口頭での伝達を受けて、メモをとらずに、後で「聞いていない」と言い訳する。

【コミュニケーション】(人間関係や職場の雰囲気の悪化をまねく言動)

●あいさつをしない。

●きちんと返事をしない。

●同僚を無視する。(職務上の報告、連絡、相談すら無視する。)

●他人が話している途中でかぶせて話す。

●威圧的な言い方をする。

●同僚の容姿や私服について悪口を言う。

●性的なことを言う。

●不必要な身体への接触を行う。

●飲み会で歌唱や一発芸を要求する。

●プライベートについて根ほり葉ほり聞く。

●同僚を勝手に占って結果を告知する。

●人間関係を破壊する。(同僚に対し、別の同僚が悪口を言っていたと言う。)

●新人に対して積極的にコミュニケーションをとろうとしない。

●愚痴が多すぎる。

【職務外行為】

<トラブル誘因または経済的負担となる行為>

●政治選挙の集票活動を行う。

●宗教の勧誘を行う。

●借金を申しでる。(とくに年下や後輩、職場内で地位が下の者に対して)

●カンパを要求する。

●紹介料をめあてに、購入、利用、入会等を要求する。

●物品を販売する。

●お歳暮やお中元などを贈る。

●誕生日プレゼントを渡す。

●バレンタインデーやホワイトデーにお菓子など何かを渡す、配る。

●餞別を贈る。

●祝儀や香典を渡す。

<不快行為>

●靴を脱いで、足の臭いを職場にまき散らす。

●限度を超えた体臭を放つ。

●喫煙後、タバコ臭を放ちながら職場に入る。また、タバコ口臭を放ちながら話しかける。

●人前で頻繁におならやげっぷをする。

●きつい香水などの臭いをまき散らす。(ポマードなど)

●人前で頻繁にため息を出す。

●仕事中に、鼻歌や独り言など、耳ざわりなことを行う。

●同僚の職務の邪魔になるほどおしゃべりがすぎる。

●エアコンの温度を自分勝手に設定する。

●他人を避難させずに、いきなり殺虫剤をまき散らす。

●風邪をひいているにもかかわらず、マスクをせずに話しかける。

※ここに挙げたのはあくまで私が思いついた例にすぎません。実際に講習をつくるさいには、広く一般の方に職場の問題言動のアンケートを行い、事例を網羅的に集めます。

2.ふまじめな受講に対する対策

講習中に居眠りやスマホいじりをした場合は厳しく処分します。居眠りの場合、1度目は注意のみで済みますが、2度目は退室とします。スマホいじりは1度目で退室です。また、退室処分を受けた場合、再受講の講習料は2倍とします。

3.未修了就労に対する対策

講習を修了していない者が働いた場合は処罰します。労働者と雇用組織(企業など)の両方を処罰します。共に罰金です。雇用組織のほうも処罰するのは、雇用組織側が職場の都合(忙しいなど)で従業員を受講させないということを防ぐためです。罰金額は、労働者が10万円ぐらい、雇用組織は50万円以上とします。

4.問題解決の必要性

たくさんの労働者が同僚のふるまいに振り回されたり何度も不快な思いをして困っています。ストレスで健康をそこねたり、退職や転勤、部署異動に追い込まれることもあります。

その一方で、問題の同僚は、なかなか改心することはありません。上司や同僚が注意をしても、「こんなことぐらい別にいいんじゃないの?」とか「なんでこんなことぐらいで言われなきゃなんないの?」などと言い、大半反省してくれません。

現状では、迷惑をこうむっている側が苦しみを耐え続けて泣き寝入りさせられることが多いように思います。たくさんの労働者が身勝手な同僚にがまんしています。同僚の迷惑なふるまいは職場におけるストレスの中で大きな割合を占めています。

労働のストレスを軽減するために、きちんと対策をとるべきです。もっと社会全体で取り組むことが必要です。

5.この提案の適切性

ある労働者が迷惑なふるまいをする原因は、当の労働者が、職場でのふるまい方について理解不足であるということ、また、同僚や会社をなめているということです。

そこで、問題の労働者の迷惑なふるまいをやめさせるには、職場でのふるまい方と迷惑なふるまいのリスクを啓発するということがひとつの方法になります。

もちろん、これだけで、問題の労働者を完璧に矯正することはできません。迷惑な同僚を全滅させることはできません。

しかし、この啓発は、問題の労働者たちの迷惑なふるまいを少なからず減らすことに貢献します。問題の労働者に、職場でのふるまい方についての共通認識を植え込み、これによって、他者の目を強く意識させ、他人を気づかう心をつくることができます。

「労働者講習」は同僚の迷惑なふるまいを防止するために必要な施策です。労働者間の協力的関係を築いていくために、ぜひ実現するべきです。

6.統一的に行う理由

講習のやり方は企業単位で行うというやり方も考えられます。企業が社員教育の一環として行うというやり方です。

しかし、そうした場合は、経営者個人の間違った価値観が講習に反映されるおそれがあります。つまり、講習内容が古臭い価値観でつくられるおそれがあります。

そのため、講習は社会全体で統一的に行う必要があります。時代に即した講習をつくるべきです。