このサイトは「退去時修繕費判定制度」の実現をめざす社会運動のサイトです。

退去時修繕費判定
制度

  〜不当請求を撲滅するしくみ

※このページの読了時間はおよそ4分です。

詳細2 利用の流れ ※このページの読了時間はおよそ4分です。

このページでは制度の利用の流れを説明します。入居時と退去時に分けて、また、それぞれにおいて、借主と貸主側に分けて説明します。

※「」の部分は補足です。

入居時

【借主の場合】

1.ウェブサイトで登録を行う。

利用者名やマイナンバー、連絡用メールアドレス、入居物件などの登録を行います。

2.事前に打ち合わせした日時に、貸主側と入居物件の状態を一緒に確認し、物件の部分部分の写真や動画を撮影し、チェック表を記入する。

写真や動画を撮影する部分は運営機関がガイドラインで示します。

チェック表とは物件の部分部分の状態をメモしておくものです。これは国が統一の書式をつくります。(インターネットで印刷できるようにします。) このチェック表はあくまで写真や動画の補助的な資料です。写真や動画とチェック表の内容が一致しない場合は、チェック表に証拠能力はありません。

チェック表の記入と写真や動画の撮影は必ず荷物搬入前に行います。

貸主側による写真の差し替えや修正のおそれがありますので、動画を撮影しつつ写真を撮影します。

借主の都合で貸主側と一緒に確認できなかった場合は、借主と貸主側は別々に確認することになりますが、この場合、借主の写真などの証明力は変わりません。

3.入居日の翌日までに、写真などをウェブサイトにアップロードして保存する。

入居日とは賃料の発生する日です。

チェック表は写真に撮ってアップロードします。

入居日の翌日以降に保存してもかまいませんが、日がたてばたつほど、証明力が疑われることになります。


【貸主側の場合】

1.ウェブサイトで登録を行う。

物件の登録を行います。(業者の登録は利用開始時に行います。)

2.事前に打ち合わせした日時に、借主と物件の状態を一緒に確認し、物件の部分部分の写真や動画を撮影し、借主が記入したチェック表にサインする。

貸主側の都合で借主と一緒に確認できなかった場合は、貸主側と借主は別々に行うことになりますが、この場合、貸主側の写真などの証明力は疑われることになります。

3.入居日の翌日までに、写真などをウェブサイトにアップロードして保存する。

入居日の翌日以降に保存してもかまいませんが、日がたてばたつほど、証明力が疑われることになります。


【図1入居時の流れ】

退去時

【借主の場合】

1.退去立会の日時に、貸主側と退去物件の状態を一緒に確認し、物件の部分部分の写真や動画を撮影し、チェック表に記入する。

チェック表の記入と写真や動画の撮影は必ず荷物搬出後に行います。

必ず借主と貸主側が一緒に確認しなければならないわけではありません。借主が退去立会前に写真や動画の撮影、チェック表の記入を先に済ませておいてもかまいません。

2.退去日当日に、写真や動画、チェック表をウェブサイトにアップロードして保存する。

退去日の翌日以降に保存してもかまいませんが、日がたてばたつほど、証明力が疑われることになります。

3.ウェブサイトの運営機関から、請求の有無の通知が届く。

登録してあるメールアドレス宛てに届きます。

4.ウェブサイトの運営機関から、貸主側の請求を承認したかどうかの判定通知を受け取る。

この判定通知は、貸主側の請求を運営機関が承認した場合は、承認事由と金額を明記した請求書が添えられて届きます。

5.貸主側に請求額の支払いを行う。

スマホ決裁できるようにします。


【貸主側の場合】

1.退去立会の日時に、借主と退去物件の状態を一緒に確認し、物件の部分部分の写真や動画を撮影し、チェック表に記入する。

チェック表の記入は双方行います。

2.退去日当日に、写真や動画、チェック表をウェブサイトにアップロードして保存する。

退去日の翌日以降に保存してもかまいませんが、日がたてばたつほど、証明力が疑われることになります。

写真などの証明力を高めるには、保存を退去立会の完了後すぐに行います。

3.ウェブサイトの運営機関に対して、判定の申請または無請求の通知を行う。

貸主側は入居時に保存したものと退去時に保存したものを比較した上で判定の申請を行います。

借主に対して直接請求することはできません。

請求がない場合は、借主に対してその旨を直接伝えてもかまいませんが、必ずウェブサイトで無請求の通知を行います。

判定の申請は修繕の見積書を添えて行います。

4.ウェブサイトの運営機関から、請求を承認したかどうかの判定通知を受け取る。

この判定通知は、貸主側の請求を運営機関が承認した場合は、承認事由と金額を明記した請求書の控えが添えられて届きます。

過剰請求と判定された場合は、その理由を記した文書も届きます。

請求が承認された場合は、自動で借主へ請求書が送信されます。

5.借主より支払いを受ける。

ウェブサイトではあらかじめ受け取り用の銀行口座を登録しておくことができます。


【図2退去時の流れ】