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死球抑制ルール

打者を死球から守るための新ルール

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ここでは死球を抑制するためのルールについて詳しく説明します。

<もくじ>
●試合におけるペナルティ
●通算与死球に対するペナルティ
●危険球に対するペナルティ
●報復死球を防止するためのルール

試合におけるペナルティ

●死球を受けたチームは2点を得る。ただし、死球を受けた打者は1塁へ進塁しない。また、走者がいる場合、その走者はそのままで進塁はしない。(したがって、走者が0でも、満塁でも、2得点となる。)

●1試合中に同じ投手が2個の死球を与えた場合は退場とする。

●危険球は1回目で退場とする。

●1イニング中に2個目の死球を与えた投手は退場とする。

●1試合中にチーム合計3個目以降の死球を与えた投手は退場とする。

●1試合中に1度死球を受けた打者に対し、2度目以降の死球を与えた投手は退場とする。

通算与死球に対するペナルティ

リーグや大会ごとにルールをつくります。

【高校野球の場合】

大会中、投手の与死球が通算3個となった場合は、その投手は2試合の出場停止とする。

【プロ野球の場合】

●シーズン中、投手の与死球が通算5個となった場合は、その投手は14試合の出場停止とする。

●シーズン中、投手の与死球が通算10個となった場合は、その投手はクライマックスシリーズと日本シリーズに出場できない。

●クライマックスシリーズにおいて、投手の与死球が通算2個となった場合は、その投手は次戦以降すべて出場停止とし、通算3個となった場合は、その投手は日本シリーズに出場できない。

●日本シリーズにおいて、投手の与死球が通算2個となった場合は、その投手は次戦以降すべて出場停止とする。

●シーズン中、投手の与死球が通算5個となった場合は、その投手はシーズンMVPと沢村賞の受賞資格を失う。

●シーズン前半における最多与死球投手はオールスター戦へ出場できない。

危険球に対するペナルティ

危険球は試合においては一発退場ですが、これだけではなく、シーズンや大会におけるペナルティも設けます。

【高校野球の場合】

投手の与死球が危険球であった場合は、その投手は次戦以降2試合の出場停止とする。

【プロ野球の場合】

投手の与死球が危険球であった場合は、その投手は次戦以降14試合の出場停止とする。

報復死球を防止するためのルール

※以下はプロ野球のルールです。

【得点差が大きいときのルール】

上記のルールのみでは、報復死球を阻止するという点については不安が残ります。2失点のペナルティがあるので、通常ではそうそう報復死球は行わないと思われますが、大差で勝っている場合は、許容失点数に余裕があるために、2失点のペナルティだけでは、報復死球に対する抑止力が弱くなってしまいます。また、大差で負けている場合も、勝つことをあきらめて、報復死球を行うおそれがあります。そこで、点差がひらいている状況での死球に対しては、特別のペナルティをつくる必要があります。次はそのペナルティです。

相手チームからすでに1個目の死球を受けており、以下の場合に相手チームへ死球を与えた場合は、報復する意図があったかどうかにかかわらず、次の同一カード3試合において、監督、ヘッドコーチ、総合コーチ、投手コーチ、バッテリーコーチのベンチ入り(指揮)を停止する。

●イニングが3回までで、点差が9点以上で、勝っている場合

●イニングが3回までで、点差が9点以上で、負けている場合

●イニングが4〜6回で、点差が7点以上で、勝っている場合

●イニングが4〜6回で、点差が7点以上で、負けている場合

●イニングが7回以降で、点差が5点以上で、勝っている場合

●イニングが7回以降で、点差が5点以上で、負けている場合

●イニングが9回以降で、守備が残り1/3回で、点差が3点以上で、勝っている場合

これだけでは、試合において、一方だけが死球を与えている場合は、死球を受けているチームだけがペナルティを受けることになり不公平です。そこで、さらに、次のルールを設けます。

死球を与えたチームが上記の場合にさらに死球を与えた場合も同様とする。


※そのシーズンの残り日程において、同一カードがない場合は翌年に繰り越します。

※指揮停止となった監督などは、指揮停止対象の試合中、球場内の特別の部屋に入室し、審判員に監視されます。このさい、原則、電話やPC等の通信機器の使用は禁止し、トイレ利用も定時以外は禁止します。また、審判員の買収を防止するため、監視カメラで録画し、記者の入室と録音を自由とします。

※学生野球と社会人野球の場合は上記のルールを準用します。


【不文律のルール化】

※以下はプロ野球のルールです。

報復死球は不文律に反する行為に起因する場合があります。そこで、不文律に反する行為を規制するルールをつくります。次はそのルールです。

●イニングが7回以降で、5点差以上で勝っているチームの走者が盗塁した場合は、その走者はアウトとする。

●イニングが7回以降で、5点差以上で勝っているチームの打者がバントまたはその動作(構え)をした場合は、その打者とすべての走者はアウトとする。(なお、バントの種類は問いません。セイフティバント、送りバント、スクイズバント、いずれに対しても適用されます。)

●イニングが6回以降で、完全試合またはノーヒットノーランを成し遂げる途上にある投手の投球に対して、セイフティバントまたはその動作(構え)をした場合は、その打者は次戦以降60試合の出場停止とする。

●投手が打者に死球を与えて、その打者が登板中の投手である場合は、死球を与えた投手は退場とし、次戦以降14試合の出場停止とする。


※学生野球と社会人野球の場合は上記のルールを準用します。